デュマサームは、農産物、食品、医薬品などさまざまな原料、製品の窒素/タンパク質を専用に測定するために開発された燃焼法(改良デュマ法)分析装置です。
装置は「精度とランニングコストをケルダールと同等に」をテーマに開発されました。
従来の改良デュマ法装置では、その「高コスト体質」が問題点でした。デュマサームではその原因となる「高価な高純度酸素の大量使用」に着目し、燃焼ガスとしての純酸素の使用量を必要最小限に抑えることに成功しました。毎日60検体測定を行っても7m3のボンベで2年以上使うことができるため、高精度の分析には必要不可欠な高純度酸素の使用が負担になりません。
デュマサームには特別な設備は何も必要ありません。キャリヤガス、燃焼ガス、圧縮空気が必要なだけです。
環境に優しく、測定者にも優しい分析装置がデュマサームです。
測定はPC上の日本語対応専用ソフト『デュマサームマネージャー』により自動で行われます。測定条件設定、サンプル名、重量の入力をPCの画面上で誰でも簡単に行うことができ、重量入力は天秤から直接入力が可能です。デュマサームマネージャーは常に装置の状態を監視し、消耗品の交換時期も自動でお知らせします。
本装置デュマサームN Proは、従来機種の優れた高速測定、低ランニングコスト、高精度等を踏襲し、且つ標準装備のオートサンプラーを64測定のXY型に改良した新機種です。新たにキャリヤガスとしてアルゴンガスにも対応したモデルとなりました。装置の内部構造を見直してキャリアガスの使用量を2割削減するとともに測定可能なサンプル重量は5割以上のアップに成功しています。オートサンプラー部には透明なフードを装着し、駆動部を覆うことで安全性も向上させています。
デュマサームのソフトを日本語化しました。サンプル名等の入力はすべて日本語でOK。表記やメッセージも日本語なので、とても使いやすくなりました。
詳細はこちら:デュマサームソフト画面